ベーリンガーインゲルハイム獣医学奨学プログラム(Boehringer Ingelheim Veterinary Scholars Program)
「ベーリンガーインゲルハイム 獣医学奨学プログラム(Boehringer Ingelheim Veterinary Scholars Program、以下“獣医学奨学プログラム”)」は、獣医学生に対して、主に北米の獣医大学に夏季約3カ月間の留学をサポートするプログラムです。海外の獣医大学の研究室において、実践的なバイオメディカルの研究に触れる機会を提供します。この留学経験により、獣医学生に獣医学サイエンスへの関心を深めていただくと同時に、将来の可能性や選択肢を広げてもらうことを目的としています。
これは、ベーリンガーインゲルハイムがグローバル規模で行っているもので、1989年に設立されました。内容や対象は年々拡充し、現在は、北米の約40の獣医大学が夏季留学を受け入れ、米国(※)、カナダ、フランス、オランダ、ドイツ、西インド諸島など40校以上の獣医大学が学生を送り出すまでに進化しています。これまでに当プログラムを通じて支援した獣医学生は累計4,000名以上にのぼります。
(※)本プログラムでは、米国の獣医学生が米国内の別の獣医大学に夏季短期留学するケースも支援しています。
当獣医学奨学プログラムの詳細は、こちらをご覧ください(英語)
https://veterinaryscholars.boehringer-ingelheim.com/
日本では、2023年にパイロットとして初導入し、2024年度より正式に導入いたしました。案内や募集は、毎年秋に、全国17の全ての獣医大学を通じて行い、プログラムに参加する学生の選考と留学に関する支援を行っています。
留学プログラムの内容
- 研究プログラム:プログラムに参加する学生には、メンターと研究室が割当てられます。留学期間中に、メンターと協力して立案した仮説に基づく研究プロジェクトを実行します。研究プロジェクトは通常5月から8~12週間かけて行われます。プログラムの終了時に、学生は下記シンポジウムで自らの研究成果を発表する機会があります。その他、オリエンテーション、研究倫理、助成金、ジャーナルクラブやキャリアプレゼン等、研究に関わる多角的な知識を得る機会も提供されます。
- National Veterinary Scholars Symposium(NVSS):プログラム終了時に米国内で開催されるシンポジウムで、学生は口頭/ポスターにて研究成果を発表します。
- ベーリンガーインゲルハイム奨学金:参加する学生が所属する日本国内の獣医大学を通じて、学生1名につき、留学の費用(渡航費用や滞在費用を含む)として一定金額を授与いたします。
応募資格
- 日本国内の獣医大学に在籍中の学生であり、大学からの推薦があること。
- コミュニケーションに問題のない英語力を有すること(TOEIC 500点レベルが望ましい)
応募方法・応募期間
- 日本の各獣医大学にて、応募意思のある学生がいた場合、大学として推薦可否を判断のうえ、推薦学生について応募書類を期限内にプログラム事務局に送付する。
- 応募期間は、原則として毎年秋。
※詳細は、毎年秋にプログラム事務局から全国の獣医大学に対し送付する案内を参照のこと。