それは、社員にはベーリンガーインゲルハイムで過ごす時間以外の生活があるということを意味しています。社員の生活は配慮、尊重、支援されて然るべきものです。生活と仕事はバランスが取れていなければなりません。
人生では時に予期しない差し迫った必要性に迫られることがあります。ベーリンガーインゲルハイムではさまざまな休暇オプション(有給、一部有給、無給、買い取りなど)を提供し、幸せの時も悲しみの時も社員が主要なライフイベントに対応できるように支援しています。例えば幸せなライフイベントの例として子供が誕生した場合には、育児支援も提供しています。株式を公開しない独立した企業であるベーリンガーインゲルハイムが大切にしていることなのです。また、ベーリンガーインゲルハイムの出張・移動支援パッケージは、職場と自宅を往復するストレスを取り除くものです。ベーリンガーインゲルハイムはグローバル企業であるため、ベーリンガーインゲルハイムで新しいキャリアを始めることで、新しい場所での生活を余儀なくされる場合もあります。そのようなときのリロケーション支援も充実しています。
一方、生活のストレスが見受けられるような場合は、幅広いカウンセリングおよびケアサービス(産業医や臨床心理士を含む)を提供することで、問題が高齢者介護から生じている場合でも、リーダーシップに関連するストレスの場合でも、社会問題の場合でも、前に進むための方法を提示し支援します。会社としての正式なサポート体制とは別に、ベーリンガーインゲルハイムでは、ストレスの徴候を見守り、守秘義務のもとにサポートを提供するヘルスナビゲーター(特定のトレーニングを受けたボランティア社員)を指定しました。全ての社員は、心の健康を良い状態に保つためのオンラインツールを利用することができます。
また、物理的なビジネス環境についても慎重に検討し、オフィス施設の多くを協働ワークスペースとして改修しています。アクティビティベースモデルに則って、実際に働いている社員の特定のニーズに合わせて環境を作り、協働作業に専念したり、一人で集中して作業したりするための専用エリアを設けています。これにより、より効率的に働くことができるだけではなく、ストレスを低減することもできます。
近年、社員の働き方が変化していることも認識しています。テクノロジーは新しい働き方を可能にしています。実現可能な場合は、会社としてこれを取り入れない理由はありません。ベーリンガーインゲルハイムはリモート環境のみで働く会社ではなく、社員が対面しながら働く時間もとても大切にしていますが、柔軟な働き方とそれを促進する堅牢なシステムを整えており、今やベーリンガーインゲルハイムの仕事の進め方の一部となっています。特定勤務地、特定役割、また個人的理由に応じて、ジョブシェアリング、フレックスタイム、パートタイムなどの働き方が可能な役割もあります。
ベーリンガーインゲルハイムではこうした新しい働き方を「スマートワーキング」と呼んでいます。まさに社員はスマートに働くべきなのです。
社員に提供しているベネフィットは、現地の条件や規制に対応するため、国や拠点によって異なってくることにご留意ください。就労資格の基準が適用される場合があります。