ベーリンガーインゲルハイム、日本における2022年の業績を発表

日本/東京,
  • ヒト用医療用医薬品事業は、ジャディアンス®ファミリーとオフェブ®の成長が牽引し、前年を上回る業績を達成
  • アニマルヘルス事業は、日本のアニマルヘルス市場におけるリーディングカンパニーの一つとして、将来への基盤を強化

報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

2023年4月20日 日本/東京
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長 兼 社長:シャシャンク・デシュパンデ、以下、日本ベーリンガーインゲルハイム)およびベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長:シャシャンク・デシュパンデ、以下、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)は4月20日、2022年(1-12月)の業績を発表しました。

日本ベーリンガーインゲルハイムの売上は、2,168億円(薬価ベース*1、前年比4.1%増)となり、ジャディアンス®ファミリー*2および抗線維化剤のオフェブ®が業績を牽引し、前年を上回る売上を達成しました。また、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは、市場における競争の激化と、グローバル規模の供給課題の影響を受け、売上223億円(卸売出荷ベース*3、前年比5.1%減)となりましたが、日本におけるアニマルヘルス市場のリーディングカンパニーのひとつとして、予防と治療の双方で動物の健康に一層寄与すべく今後の成長に向けた基盤強化を進めました。

*1 医療用医薬品売上高は全て薬価ベース Copyright © 2023 IQVIA. JPM(2021/1~2022/12)をもとに作成 無断転載禁止
*2 ジャディアンス(2型糖尿病及び慢性心不全治療薬)とトラディアンス(2型糖尿病治療薬)の2製品
*3 社内資料

日本ベーリンガーインゲルハイム、2022年の業績について
糖尿病・循環器領域のポートフォリオにおいては、SGLT2阻害薬のジャディアンス®が448億円(前年比31.3%増*1)、ジャディアンス®とDPP-4阻害薬トラゼンタ®の配合剤であるトラディアンス®が237億円(前年比27.8%増*1)となりました。ジャディアンス®ファミリーとしては、計685億円(前年比30.0%増*1)となり、ヒト用医療用医薬品の業績を大きく牽引しました。

ジャディアンス®は、2022年4月の電子添文改訂により、左室駆出率を問わず成人の心不全患者さんへの投与が可能となりました。また、2023年1月に、慢性腎臓病に対する適応追加の承認申請を行いました。

抗線維化剤で特発性肺線維症(IPF)、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)および進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の治療薬であるオフェブ®の売上は、544億円(前年比6.6%増*1)となり、堅実な売上の達成に貢献しました。

2022年11月には、膿疱性乾癬の急性症状の改善を効能・効果とする初めての治療選択肢、スペビゴ®を発売しました。

開発パイプラインの進展としては、2022年に、特発性肺線維症および進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)を対象としたBI 1015550 の国際共同第III相臨床試験で、日本における患者登録を開始しました。

*1 医療用医薬品売上高は全て薬価ベース Copyright © 2023 IQVIA. JPM(2021/1~2022/12)をもとに作成 無断転載禁止

 

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン、2022年の業績について
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンの約80%を占めるコンパニオンアニマル(小動物/ペット)分野において、主力の犬猫用寄生虫駆除薬が堅調に推移し、同市場で当社製品群は50%を超えるマーケットシェア*3で存在感を示しています。特に犬猫用駆虫薬のネクスガード®ファミリーは、主軸製品の犬用オールインワン駆虫薬ネクスガード スペクトラ®を中心に卸出荷ベースで110億円(前年比1.3%増*3)となり、ビジネスをけん引しました。2022年11月には、ネクスガード®ファミリーから初の猫用薬剤となるネクスガード キャット コンボ®を発売し、さらなる成長の土台を強化いたしました。

また、2022年9月には、テルミサルタンを有効成分とし、猫の慢性腎臓病および高血圧症の2つを1剤で治療できるセミントラ®10㎎/mL 経口液猫を発売いたしました。これは、猫の全身性高血圧症の適応を有する日本初の治療薬で、ベーリンガーインゲルハイムのヒト用降圧剤であるミカルディス®(有効成分テルミサルタン)から動物用医薬品に転用・開発したものです。

ライブストック(産業動物)分野でも、将来に向けて着実に礎を築いています。2022年5月には細菌性肺炎を適応症とする牛用抗菌剤ザクトラン®を発売したほか、主力の豚分野では2022年8月に飼養豚の咳音検知および豚舎環境のモニタリングシステムのSoundTalks®の全国展開を開始しました。インゲルバック®シリーズなど主力の豚ワクチン製品に加え、AIなどデジタル技術を活用したSoundTalks®の展開により、養豚業界における飼養豚の健康維持、農場の生産性向上・出荷品質向上に向けて一層の支援をしています。

 

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、世代を超えて生活を変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出を目指しています。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的かつサステナブルな視点を維持しています。ヒト用医療用医薬品と、アニマルヘルスの2つの事業分野において、53,000人以上の社員が世界130ヵ国以上で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/
(日本ベーリンガーインゲルハイム)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com/2022/
(アニュアルレポート 英語)

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