ベーリンガーインゲルハイム アニマルへルス ジャパン豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)生ワクチン「インゲルバック®PRRS生ワクチン」について、繁殖用雌豚に対して交配前から全妊娠期間における投与が可能となる適応拡大承認を取得

日本/東京,
  • インゲルバック®PRRS生ワクチンは、日本で唯一(※1)、PRRSウイルス感染による繁殖用雌豚の繁殖成績の改善が期待できるワクチン
  • 離乳後から全妊娠期間における豚群全体を対象としたワクチン投与が可能となり、PRRSウイルスによる子豚の生産阻害の軽減及び繁殖用
    雌豚の繁殖成績の改善を期待

報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

2020年2月5日 日本/東京
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ミッシェル・コレニオン)は、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)生ワクチン「インゲルバック®PRRS生ワクチン」について、繁殖用雌豚に対して交配前15週間から全妊娠期間における投与が可能となる適応拡大の承認を取得しました。離乳後から全妊娠期間における豚群全体を対象とした投与が可能となります。インゲルバック®PRRS生ワクチンは、PRRSウイルス感染による繁殖用雌豚の繁殖成績の改善を効能又は効果として有する日本で唯一(※1)のワクチンであり、今回の適応拡大により、そのベネフィットをさらに多くの豚に適応できることになりました。

PRRSは、慢性的に生産性を低下させる豚の感染症で、豚サーコウイルス関連疾病と並び世界の養豚産業の課題となっています。日本において初めてPRRSが確認された1993年以来、PRRSは、今なお、国内の養豚産業において経済的に打撃を与えるウイルス性疾病として問題となっています。

ベーリンガーインゲルハイムは、日本で1998年にインゲルバック®PRRS生ワクチンを発売して以降、PRRS ワクチン市場で8割を超える(※2)ご支持と信頼をいただきながら、養豚産業に貢献してまいりました。今後も重要なパートナーである獣医師の先生方や養豚生産者の方々を支援し、一層の貢献をしてまいります。

(※1)2021年2月現在
(※2)卸出荷ベース、2019年実績 富士経済調べ

新旧対照表(下線は変更箇所)

項目改訂前(旧)改訂後(新)
用法及び用量乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、その2mLを3~18週齢の豚の筋肉内に接種する。繁殖用雌豚に対してはその2mLを交配3~4週間前に筋肉内に接種する。乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、その2mLを3週齢以上の豚の筋肉内に接種する。なお、繁殖用雌豚については、その2mLを交配前15週から全妊娠期間に筋肉内に接種する。
使用上の注意

(基本的事項)
1.守らなければならないこと
(中略)
(豚に関する注意)

  • 本剤の投与前には対象豚の健康状態について検査し、次のいずれかに該当すると認められる場合は、投与しないこと。
  • 重大な異常を認めた豚
  • 妊娠中の繁殖用雌豚及び繁殖用雄豚
  • 豚が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。

(中略)

  • 交配後間がないもの又は分娩直後のもの

(中略)
2.使用に際して気を付けること
(中略)
(豚に関する注意)

  • 投与対象となる健康な子豚全頭に一斉に接種すること。

(中略)
(専門的事項)
①重要な基本的注意
(中略)

  • ワクチンウイルスは投与豚から排泄され水平感染する場合があるので、妊娠中の雌豚及び繁殖用種雄豚へワクチンウイルスが伝播しないよう投与豚(群)の飼育管理には注意すること。

(以下略)

(基本的事項)
1.守らなければならないこと
(中略)
(豚に関する注意)

  • 本剤の投与前には対象豚の健康状態について検査し、次のいずれかに該当すると認められる場合は、投与しないこと。
  • 重大な異常を認めた豚
  • 繁殖用雄豚
  • 豚が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。

(中略)

  • 交配後間がないもの、分娩前1週以内のもの又は分娩直後のもの

(中略)
2.使用に際して気を付けること
(中略)
(豚に関する注意)

  • 投与対象となる健康な子豚全頭に一斉に接種すること。
  • 繁殖用雌豚を投与対象とする場合は、繁殖用雌豚群に対する一斉接種が推奨される。

(中略)
(専門的事項)
①重要な基本的注意
(中略)

  • ワクチンウイルスは投与豚から排泄され水平感染する場合があるので、繁殖用種雄豚へワクチンウイルスが伝播しないよう投与豚(群)の飼育管理には注意すること。

(以下略)

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスについて
動物と人の命は、深く複雑に結びついており、動物が健康であれば、人間も健康でいられると信じています。世界中で1万人の社員がイノベーションを通じて価値を提供し、動物と人の健康と幸福に寄与すべく邁進しています。

私たちの活動の根幹にあるのは、動物、人、環境に対する敬意であり、私たちは、病気や痛みから動物を守るためにソリューションを開発し、サービスを提供しています。そして、顧客の方々が動物の健康をケアするのをサポートし、生命や社会を脅かす病気から地域社会を守っていきたいと願っています。

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスは、動物薬市場で世界第2位のグローバルプレーヤーであり、2019年度に40億ユーロの売上高を記録し、150カ国以上でビジネスを展開しています。

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスの詳細:
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/animal-health
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムの中核をなすのは、人と動物のためにより良い医薬品をお届けすることであり、生活を変える画期的な医薬品や治療法を開発していくことが当社の使命です。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持しています。将来のヘルスケアにおける課題を見据え、ベーリンガーインゲルハイムが最大限の力を発揮できる分野で貢献できるよう、長期的な視点をもって邁進していきます。

ベーリンガーインゲルハイムは、世界有数の研究開発主導型の製薬企業として、51,000人以上の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。2019年度、ベーリンガーインゲルハイムは約190億ユーロの純売上高を達成しました。研究開発に約35億ユーロを投じてイノベーションに注力し、生命を救いクオリティオブライフ(生活の質)を向上させる新しい医薬品の創出に注力しています。

ベーリンガーインゲルハイムはパートナーシップを重視し、ライフサイエンス分野における多様な知見を活かして科学的な可能性を広げていきます。様々な協働を通じて、現在そして未来の患者さんの生活を変えるような画期的な治療法を提供していきます。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)

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