高血圧症
高血圧症の患者さんは、世界では約10億人に達しており、患者数は今後さらに増加すると予測されています。高血圧症の患者さんの多くでは、高血圧となる基礎疾患をもたない高血圧症(「本態性高血圧症」と呼ばれます)がみられますが、腎疾患や内分泌疾患によって高血圧(「二次性高血圧症」と呼ばれます)が現れる患者さんもいます。妊娠中に高血圧が現れる患者さんや、より重篤な疾患に伴って高血圧が現れる患者さんもいます。高血圧症に対する効果的な治療・管理(運動、食生活、健康血圧の維持など)は、合併症を予防し、心発作や脳卒中などのリスクを下げるためにも不可欠です。