強皮症

全身性強皮症(SSc)は、皮膚や全身の様々な臓器がだんだんと硬くなっていくことが特徴の病気です。皮膚が硬くなる変化を代表的な症状とする疾患ですが、皮膚以外の肺(全身性強皮症に伴う間質性肺疾患:SSC-ILD)やその他の全身の臓器にも症状が現れます。全身性強皮症の患者数は全世界で200万人以上で、25~55歳の女性に好発します。全身性強皮症は複雑でまれな疾患で、症状や経過は患者さんによって大きく異なります。複数の臓器に病変が現れるために気づくのが難しく、正確な早期診断は難しいのが現状です。