Chapter_I 生い立ち
1849年、ドイツ南西のシュワーベン、ビーティヒハイムという小さな街で、農場主の父のもと長男として誕生しました。8歳でラテン語学校に入学し、12歳でシュツットガルトの高等学校に進学し、読書や外国語学習に熱心に取り組みました。元々は語学教師志望だったといわれていますが、高校時代に医学の道を進む決意を固めました。
大学を最優秀の成績で卒業、そして日本との出逢いへ
語学の才能に恵まれたベルツは、1866年にチュービンゲン大学で基礎医学を学び、1868年にはライプチヒ大学に移り臨床医学を修めました。在学中に勃発した普仏戦争には、見習医官として従軍しました。
1872年には最優秀の成績でライプチヒ大学を卒業し、その後は内科教授ヴンデルリヒ(1815-77)の元で助手を務めました。そこで、ベルツが日本に渡るひとつのきかっけが待っているのでした。
出典:『ベルツ博士と日本の医学』永井 良三著
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Chapter_V 「ベルツ賞」の誕生
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