「甘くみてはいけない“転倒”」 抗血栓薬(血を固まりにくくする薬)を飲んでいる患者さんとご家族に向けた無料のWeb市民公開講座を開催
- 抗血栓薬を飲んでいる方は、転倒などにより頭を打ってケガをすると、重症化する可能性
- 抗血栓薬服用中の転倒の危険性を専門医が解説
報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
2021年5月14日 日本/東京
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(代表取締役会長兼社長 青野 吉晃)は、全国で、参加費無料のWeb市民公開講座「甘くみてはいけない“転倒”」 抗血栓薬(血を固まりにくくする薬)を飲んでいる患者さんとそのご家族へ~“Think FAST” キャンペーン~をオンラインで開催いたします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による外出自粛のため、家で過ごす時間が長くなり、高齢者には「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響、中でも筋力の低下が危惧されています。65歳以上の事故の77.1%が住宅内で発生しており、その原因の52.5%が転倒・転落によるものであるとの報告があります1。そのため、家で過ごす時間の長期化に伴う筋力低下により、高齢者の転倒事故の増加が心配されています。
転倒などにより頭を打った際に、重症化することがあります。特に、抗血栓薬を飲んでいる患者さんは血が止まりにくくなっているため、注意が必要です。転倒直後は普通に会話ができて一見軽症に見えても、急速に意識障害が進行して深刻な状態に陥ることがあります。
頭部にケガを負った65歳以上の重症者のケガの原因は、交通事故よりも転倒・転落の方が多く、原因の半数以上を占めているという調査結果があります2。そのため、抗血栓薬を服用している患者さんとそのご家族は、転倒・転落のリスクおよび万が一転倒・転落してしまったときの適切な対処方法について知っておくことが大切です。本Web市民公開講座では、抗血栓薬服用中の患者さんが転倒した際の危険性と対処方法について、各エリアの先生の司会進行のもと、専門医からわかりやすく解説いただきます。
Web市民公開講座概要
※1 関東甲信越のテーマは「~知っていますか?心房細動と脳卒中の関係~」、東京のテーマは「あなたの脳と家族を守るために」
※2 東京を除く
参考情報
抗血栓薬を飲んでいる方の転倒対策.jp (https://thinkfast.jp/index.html)について
抗血栓薬には「ケガをしたときに血が止まりにくくなる」リスクがあります。そのため、抗血栓薬を服用している患者さんに特に気を付けてほしいことについて、抗血栓薬服用患者さんとそのご家族に分かりやすい情報を掲載しています。
【主な内容】
- 抗血栓薬の特徴と服用時の注意点について
- 高齢者(65歳以上)の転倒リスクについて
- 抗血栓薬服用中のケガの対処法について
- 抗血栓薬服用患者さんとご家族に知っておいてもらいたい専門医からのメッセージなどの動画ライブラリー
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の生活を向上させる画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型の製薬企業として、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持し、長期的な視点をもって邁進していきます。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、約52,000人の社員が世界130カ国以上の市場で業務を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
References
1. 独立行政法人 国民生活センター 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-
2. 頭部外傷データバンク