ベーリンガーインゲルハイム、イヌ用の新規モノクローナル抗体の創出・開発についてMabGenesis社との提携を発表
- 本提携により、革新的なイヌの治療用抗体の発見に向けてMabGenesis社が有するプラットフォーム技術を活用
- イノベーションの加速に向けたパートナーシップの強化は、ベーリンガーインゲルハイムの開発戦略における重要な要素
報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が1月18日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。
2022年1月18日 ドイツ/インゲルハイム
アニマルヘルス分野のグローバルリーダーであるベーリンガーインゲルハイムと、横浜に本社を置くバイオ医薬品会社であるMabGenesis株式会社は、イヌの治療用新規モノクローナル抗体の創出と開発において提携契約を締結したことを発表しました。本提携に基づき、ベーリンガーインゲルハイムが開発を目指す創薬ターゲットのファースト・イン・クラスの新規抗体の創出に向けて、MabGenesis社は独自の抗体創出技術を提供します。ベーリンガーインゲルハイムは、本提携により得られる製品の開発と商業化の権利を有します。契約条件は公開しておりません。
MabGenesis社CEOの新庄勝浩氏(DVM、PhD)は、「MabGenesis社は、これまで網羅性と機能性に優れたMOURAライブラリーと効率的抗膜タンパク質抗体取得技術IMPACTのプラットフォーム技術を活用し高品質な抗体医薬発見を進めてまいりました。この度、世界の動物用医薬品の研究開発をリードするベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスとのパートナーシップにより、お互いの高度な専門知識や知見を補完できるものと大いに期待しています。」と述べています。
パートナーシップにより、ベーリンガーインゲルハイムは、イノベーションの創出に欠かせない多様性をもたらすべく、科学者のグローバル・コミュニティにおいて人間と動物の双方の健康における豊富な専門知識とスキルを活用していきます。そして、革新的で起業家精神にあふれるパートナーと協働することで、動物の健康における大きな課題解決に貢献してまいります。幹細胞治療や種特異的モノクローナル抗体技術などの新しいサイエンス分野は、いまだ治療方法がない、もしくは治療の選択肢が限られているような疾患に取り組む新しい方法を見出すうえで重要であり、革新的な解決方法に向けた新しい潮流を引き起こす機会となると考えています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスのリサーチ部門ヘッドであるStephen Martinは次のように述べています。「私たちは、コラボレーションとイノベーションの共有が、より質の高い予測・予防・検出・治療に向けた画期的なソリューションにつながると信じています。今回の戦略的パートナーシップは、アニマルヘルスのアンメットニーズに対応し、動物と人間の生活を改善するという当社のコミットメントを示すものです。」
MabGenesis社について
MabGenesis株式会社は、30年以上に渡る国内アカデミアによる抗体研究を実用化し、ヒト及び動物領域でfirst-in-class、best-in-classの治療用モノクローナル抗体医薬品を提供するstart-upバイオ医薬品企業です。機能性と網羅性を備えた世界最高品質の抗体ライブラリー(MOURA library)と高効率モノクローナル抗体単離技術(IMPACT)を有し、従来技術では取得が困難な膜タンパク質等の標的分子に対する高品質モノクローナル抗体を提供することで製薬業界に新薬の研究開発機会の拡大をもたらします。MabGenesis株式会社は、独自の抗体技術に基づく革新的な抗体医薬品の提供を通して、疾病に苦しむ人々と伴侶動物の症状の緩和と生活の質向上に貢献します。
https://mabgenesis.com/
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスについて
動物と人の命は、深く、また、複雑につながっており、動物が健康であれば、人間も健康でいられると信じています。世界中で9,700人の社員がイノベーションを通じて価値を提供し、動物と人の健康と幸福に寄与すべく邁進しています。
私たちの活動の根幹にあるのは、動物、人、環境に対する敬意であり、私たちは、病気や痛みから動物を守るためにソリューションを開発し、サービスを提供しています。そして、顧客の方々が動物の健康をケアするのをサポートし、生命や社会を脅かす病気から地域社会を守っていきたいと願っています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスは、動物薬市場で世界第2位のグローバルプレーヤーであり、2020年度に41億ユーロの売上高を記録し、150カ国以上でビジネスを展開しています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスの詳細:
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/animal-health
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の生活を向上させる画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型の製薬企業として、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持し、長期的な視点をもって邁進していきます。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、約52,000人の社員が世界130カ国以上の市場で業務を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)