ベーリンガーインゲルハイム、日本における2021年業績を発表 長引くコロナ禍にも関わらず、堅調な業績を達成
- 日本ベーリンガーインゲルハイム、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンともに、前年を上回る業績を達成
- 日本ベーリンガーインゲルハイムは、ジャディアンス®ファミリー及びオフェブ®が力強い成長を遂げ、業績を牽引
- ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは、ペット用駆虫薬が牽引し、堅固な成長
- 積極的かつ継続的な研究開発への投資によりパイプラインを強化
報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
2022年4月18日 日本/東京
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:青野吉晃、以下、日本ベーリンガーインゲルハイム)及びベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長:青野吉晃、以下、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)は4月18日、2021年(1-12月)の業績を発表しました。
日本ベーリンガーインゲルハイムの売上は、2,082億円(薬価ベース*1、前年比6.7%増)となり、コロナ禍でも、2型糖尿病治療薬のジャディアンス®ファミリー(ジャディアンス®、トラディアンス®)、抗線維化剤のオフェブ®がいずれも2桁成長*1を遂げ、前年を上回る売上を達成しました。また、ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンは、コンパニオンアニマル(小動物/ペット)、ライブストック(産業動物)ともに予防での強みを発揮し、売上235億円(卸売出荷ベース*2、前年比1.0%増)と堅調に進展、日本におけるアニマルヘルス市場のリーディングカンパニーの1つとして好調を維持しました。
日本ベーリンガーインゲルハイムの代表取締役会長兼社長及びベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンの代表取締役会長である青野吉晃は、今回の業績発表にあたり次のように述べています。「ベーリンガーインゲルハイムでは、研究開発への積極的かつ継続的な投資を行い、人及び動物の健康に貢献し、パイプラインの強化に努めます。今後も、多様性と活気にあふれるチームで、グループ内で重要なポジションを占める日本での業績発展と共にグローバルにも貢献して参ります。」
*1 医療用医薬品売上高は全て薬価ベース Copyright © 2022 IQVIA. JPM(2020/1~2021/12)をもとに作成 無断転載禁止
*2社内資料
日本ベーリンガーインゲルハイム、2021年の業績について
- ジャディアンス®ファミリー、オフェブ®の売上が500億円を突破
- ジャディアンス®が左室駆出率が低下した心不全への適応追加により更なる成長、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域で貢献
- 研究開発への継続的な投資により、パイプラインを強化
糖尿病領域のポートフォリオは、引き続き、当社のヒト用医療用医薬品事業の成長ドライバーの1つです。SGLT2阻害薬のジャディアンス®が341億円(前年比24.7%増*1)、ジャディアンス®とDPP-4阻害薬トラゼンタ®の配合剤であるトラディアンス®が186億円(前年比43.7%増*1)であり、ジャディアンス®ファミリーとして、527億円(前年比30.8%増*1)となりました。
ジャディアンス®錠10mgは、2021年11月に、慢性心不全に対する効能・効果及び用法・用量に係る医薬品製造販売承認事項一部変更承認を、厚生労働省より取得しました。また、2022年4月に、電子添文改訂により、左室駆出率を問わず成人の心不全患者さんに投与いただけるようになりました。
当社のヒト用医療用医薬品ポートフォリオのもう1つの成長ドライバーは、抗線維化剤で特発性肺線維症(IPF)、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)および進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)の治療薬であるオフェブ®です。オフェブ®の売上は、510億円(前年比29.8%増*1)となり、ヒト用医療用医薬品事業の成長を大きく牽引しました。
また、中枢神経系(CNS)領域では統合失調症の認知機能障害(Cognitive Impairment Associated with Schizophrenia:CIAS)を対象に国際共同第3相臨床試験を開始しました。
今後も、未だ満たされていないアンメットメディカルニーズを充足すべく患者さんとそのご家族のために取り組んでいきます。
*1 医療用医薬品売上高は全て薬価ベース Copyright © 2022 IQVIA. JPM(2020/1~2021/12)をもとに作成 無断転載禁止
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスジャパン、2021年の業績について
- 日本のアニマルヘルス市場におけるリーディングカンパニーのひとつ
- 特にペット用駆虫薬で強みを発揮
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパンの約70%を占めるコンパニオンアニマル分野において、犬用駆虫薬のネクスガード®ブランドは卸出荷ベースで109億円(前年比9.6%増*2)の売上を達成し、引き続きトップブランドとなりました。なかでも、外部寄生虫対策と内部寄生虫対策がオールインワンでできるネクスガード スペクトラ®は、2021年も好調を維持し、ブランドとしての伸長を牽引しました。ネクスガード®ブランドとフロントライン®、そして猫用のオールインワン駆虫薬であるブロードライン®などの製品群では、犬猫用寄生虫駆除薬市場で、当社製品群が50%を超えるマーケットシェア*2を維持しています。
産業動物分野では、鶏分野において、昨年9月に日本初の養鶏用HVTベクターワクチンであるバキシテック® HVT+IBD*3の全国発売を開始しました。また、豚分野では、インゲルバック®シリーズを中心に豚ワクチンのリーディングカンパニーとして市場で存在感を発揮しているほか、昨年は、ベーリンガーインゲルハイムがグローバルに展開している、咳音検知技術である「SoundTalksTM」を活用した飼養豚の体調管理に関する実証実験を、有限会社臼井農産様および東日本電信電話株式会社神奈川事業部様とともに実施しました。3社共同で、養豚業界における畜産動物の健康維持、農場の生産性向上・出荷品質向上に向けて取り組んでいます。
*2社内資料
*3バキシテック® HVT+IBDは、伝染性ファブリキウス嚢病(IBD)と、マレック病の2つの免疫抑制性疾患を1剤で予防でき、孵化場で接種すれば従来のような農場でのIBD生ワクチンの接種は不要になる、革新的な製品です。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。ヒト用医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)