ベーリンガーインゲルハイム、主力製品の成長を追い風に、2022年は過去最多の患者さんに貢献

和訳リリース,
  • ジャディアンス®とオフェブ®の成長を受け、当社のヒト用医療用医薬品による治療を受けている患者さんは3,000万人にのぼると推計
  • 2022年度の研究開発投資額は、50億ユーロ(約6,900億円)、売上高に占める割合は21%に到達
  • 売上高は、241億ユーロ(約3兆3,257億円)、前年同期比10.5%増(現地通貨ベース)と力強く成長

報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が3月29日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。

2023年3月29日 ドイツ/インゲルハイム
ベーリンガーインゲルハイムは本日、2022年度の業績を発表しました。当社は2022年、約3,000万人の患者さんに主力製品をお届けし、新たな治療法の探求に向けて投資を強化しました。新たな治療法を創出する上で基盤となる研究開発費は、50億ユーロ(約6,900億円)に達し、売上高に占める割合は21%となりました。売上高は、241億ユーロ(約3兆3,257億円)、前年同期比10.5%増(現地通貨ベース)でした。

ベーリンガーインゲルハイム取締役会会長のフベルトゥス・フォン・バウムバッハは、次のように述べています。「2022年は、研究開発における当社の長期にわたる戦略的な取り組みが成果をあげました。これまで治療が困難とされてきた疾患に対して、私たちは真のブレークスルーとなる可能性のある解決策を見いだしてきました。また、当社の広範なパイプラインの進展は、循環器・腎疾患や炎症性疾患、呼吸器疾患に加え、メンタルヘルスやがん領域、網膜系疾患へのコミットメントを表しています」

2022年にパイプラインは大きく進展しました。当社は、FDAからブレークスルーセラピー指定1件、ファストトラック指定3件、オーファンドラッグ指定2件を取得しました。ヒト用医療用医薬品については、今後7年間で20件の承認を取得する見込みです。当社は年間を通じて、パイプラインに関する追加データを発表する予定です。

2022年のグループの営業利益は、48億ユーロ(約6,624億円)、前年同期比1.4%増となり、税引後利益は、32億ユーロ(約4,416億円)でした。

財務・グループファンクション担当取締役のミヒャエル・シュメルマーは、次のように述べています。「今期の好調な業績により、当社は後期開発品目、中期的な成長機会、新技術の開発のための強固な財務基盤を確保することができます。このことにより、将来的に患者さんのアンメットメディカルニーズを満たすことが可能になります」

ジャディアンス®とオフェブ®がヒト用医療用医薬品事業の業績成長を牽引
ヒト用医療用医薬品事業の売上高は、185億ユーロ(約2兆5,529億円)、前年同期比13.6%増(現地通貨ベース)となり、ジャディアンス®とオフェブ®が業績を牽引しました。

ジャディアンス®は、2型糖尿病ならびに左室駆出率を問わない慢性心不全の治療薬として用いられており、売上高はジャディアンス®ファミリーとして58億ユーロ(約8,004億円)、前年同期比39.1%増(現地通貨ベース)となり、当社の成長および収益増に最も寄与しました。

オフェブ®は、当社の収益増に2番目に寄与する製品となりました。オフェブ®は、特発性肺線維症とその他の進行性線維化を伴う間質性肺疾患(日本においては全身性強皮症に伴う間質性肺疾患及び進行性線維化を伴う間質性肺疾患を含む)の治療薬です。オフェブ®の売上高は、32億ユーロ(約4,416億円)、前年同期比20.6%増(現地通貨ベース)でした。

バイオ医薬品受託製造事業の売上高は、10億ユーロ(約1,380億円)を超え、世界のバイオ医薬品受託製造におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしました。

アニマルヘルス事業では2023年以降、約20の新製品を上市予定
アニマルヘルス事業は、北米の景気後退や、中国における豚用ワクチンの競争激化による売上減の影響を反映した結果となりました。売上高は46億ユーロ(約6,348億円)で、現地通貨ベースでは2021年並みとなりました。しかしながら、犬用の寄生虫駆除薬であるネクスガード®は、ブランド全体で前年同期比8.0%増(現地通貨ベース)となり、業界初の年間10億ユーロ(約1,380億円)超の売上を達成しました。

アニマルヘルス事業の研究開発投資は、2022年の売上高の10%に相当する4億6400万ユーロ(約640億円)となり、業界平均を大きく上回りました。アニマルヘルス事業においては、犬猫用の新たな寄生虫駆除薬や猫用の画期的な2型糖尿病治療薬など、2023年以降に約20の新製品上市を見込んでおり、今後の進展に大きな期待をしています。

当社は、今後の見通しとして2023年は比較的緩やかに成長し、営業利益はやや増加すると見込んでいます。したがって、患者さんと動物に画期的な医薬品をお届けするための基盤を固めていく年になると予測しています。

※本文中の日本円は、参考のために表示したもので、1ユーロ=137.99676円(2022年1-12月期中平均レート)で計算

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、世代を超えて生活を変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出を目指しています。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的かつサステナブルな視点を維持しています。ヒト用医療用医薬品とアニマルヘルスの2つの事業分野において、53,000人以上の社員が世界130ヵ国以上で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/
(日本ベーリンガーインゲルハイム)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com/2022/
(アニュアルレポート 英語)

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